先日スポーツ医学のセミナーに行ったのですが、昨今、選手の疾患で増えているのがメンタルヘルス関連だそうです。それに対する様々な対処療法の中で興味を引いたのがA・エリスによって提唱された「論理療法」という認知的アプローチです。

「ABC理論」というのですが、Aは「出来事」Bは「信念」Cは「感情」を表し、C(感情)はA(出来事)からもたらせるのではなく、B(信念)からもたらせる。そのためCが不快な感情だとするとその原因は「非論理的な信念(イラショナルビリーフ)」からもたらされると考えるというものです。

プロ野球で他球団に移籍する「トレード」を例に出すとAは「トレード(出来事)」Cは「ショック(感情)」そしてBは「今のチームを離れる・・・」とか「自分は必要ないんだ・・・」という信念がイラショナルビリーフです。

そのBに対して反論を行うことで論理的な信念(ラショナルビリーフ)に変化した場合には、悩みの解消などの効果が得られるとしています。

ここでの例でいうとBを「新天地で新たな出場機会が得られるチャンス」とか「むこうの球団の監督に必要とされている」というラショナルビリーフ(論理的な信念)に変化するとCも「よし!がんばろう!!」「やってやろうじゃないか!」と感情が変化するのです。

この話しを聞いたときにとても日常生活に実践できるなと実感した次第であります。