「ソカツのツボ」を出版してランダムにそれにまつわるサイドストーリーを綴っていくこのコーナー。今回が第3回になります。

 今回は本書でも述べている「メッセージ」と「ストーリー」について。例えば、労働社会保険の手続きを依頼する場合。様々なシチュエーションがあると思います。募集をかけて書類選考→面接を経て晴れて社員として入社したから、始めパートとして入社したんだけど頑張ってくれたので正社員になったから、パートさんなんだけどチカラをつけて仕事を覚えてくれて長い時間働いてくれるようになったので…等々。もちろん頑張って働いてくれたのですが残念ながら退社することになったので離職に関する手続きをすることもあります。

 依頼された手続きを行うにあたってその方に関する情報を知る必要があります(話は逸れますがその情報に関する守秘義務は社労士法で定められていますので安心してください)。個人的には知った時情報に沿った手続きさえ完了すればそれでよい…という社労士になりたくはありません。まずを持っては社長はどんな想いで会社を設立されたか、どのようなスタッフさんと仕事がしたいか、そして現在その想いは実現されているのか、そして求人にまつわる悩みはないのか、今回スタッフさんを募集することになった経緯等々。そして上記の社員さんになった方…どの経緯で入社に至ったのか、ハローワーク、有料職業紹介事業者、スタッフさんからの紹介、親族等々。この時期に入社されるプロセス、またそのお給料にされた理由等々。まだまだあります。情報から会社、社長のメッセージが読み取れることができます。そのメッセージから故にその方が入社に至ったというストーリーがあると思うのです。

 手続き的には平たい表現で言えば「紙切れ一枚(最近は電子申請も可能なので「入力一画面??」)」かもしれません。ですがそこには上記の述べたような様々なメッセージやストーリーがあります。それを共有することで入社される方がますますそのステージ(会社)で活躍できる一助になれたら…。そんな想いで活動できる社労士でありたいと思うのです。

 会社は社長や役員さんの想いがカタチになってその想いを賛同された共有された方々からなる組織であると思います。人に関わらせていただいている社労士としてはその想いをより共感・共有させていただき周りの方がより強固になった組織になって前進できるお手伝いができれば、と考えております。